Fallingwater―「落水荘」の名で知られるカウフマン邸はおそらく世界で最も有名な個人住宅といわれています。
私もライトの作品の中では一番好きな作品です。

LEGOブロックにもなっていて、展示場にも飾っています。LEGOになる家ってすごいですね。（昨日からレゴつながり・・・）

施主のエドガー・カウフマン・シニアはライトが開いた建築学校「タリアセン・フェローシップ」の学生（弟子と呼ばれていた）の父親で、息子の学ぶ学校を見学にやってきた際にライトと意気投合して、夏のための別荘の建て替えを依頼しそうです。
当時、ライトはスキャンダルで仕事にも恵まれず、既に第一線を退いた建築家と評されるほどの不毛の時代が続いていましたが、「落水荘」の成功によって、６９歳にして見事に復活を遂げることができたライトにとっても大きな転機となった作品です。
滝の上のこの別荘は、渓流の水に洗われて現れた岩盤と同化するように建っています。
ライトが最初に現地を訪れ、何処から滝を眺めたいかと聞いたときに、カウフマン・シニアが答えた場所がリビングの暖炉前の岩の上だったという有名な逸話もあります。実際は、滝の上のその場所から滝は眺めることはできませんが、暖炉という一番人が集まるところに滝の上に同化したこの邸宅の象徴的なこの岩を置いたんだろうと私は思います。

１９６３年、落水荘はエドガー・カウフマン・ジュニアによって周囲の１５４３エーカー（６２４ヘクタール）の土地とともに西ペンシルヴァニア州保存協会に寄贈され、今は１年を通じてガイドツアーが行われています。

ブラットピットはライトの大ファンで、先日離婚したアンジェリーナジョリーとも現地を訪れていたようですね。

Written by T.Y

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