近畿地方を中心に根付く『地蔵盆』は、なじみのない方もおられるかと思いますが、古くから伝わる日本の風習の一つです。

地蔵盆とはお地蔵さんと呼び親しまれている地蔵菩薩の縁日、8月24日を中心にした2日間～3日間にわたって行われる供養（祭り）のことをいいます。

私の住んでいる東近江も地蔵盆があります。町内にあるお地蔵さまにお供えをして子供たちも中心になってもらっています。

 

 

少し由来について述べてみたいと思います。地蔵菩薩のこんな物語があります。

親に先立って亡くなった子供たちが、三途の川の賽の河原で、両親や兄弟たちを懐かしみ石の塔を築くと、鬼がやってきてそれを壊してしまいます。それを哀れんだ地蔵菩薩が、子供たちを抱いて錫杖（しゃくじょう）の柄に取り付かせ、自分が子供たちの親となって救うことを誓ったということです。

 

 

滋賀の長浜市木之本町にある木之本地蔵院も大縁日で8月22日～8月25日までにぎわっています。

『目の仏様』の愛称で地元や他府県からも親しまれています。

『木之本地蔵院』の境内には秘仏本尊の写しである高さ約6メートルの地蔵菩薩大銅像があり、これは日本の三大地蔵の一つとされています。

長浜方面にお出かけされる方は一度お参りに立ち寄ってみてください。

 

Written by A.Y