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前回の続きで、愛知県明治村にある帝国ホテルをご紹介します。
階段を上がると窓がたくさんの明るい部屋へとたどり着きました。
階段の幅が狭くて、高さも低いので部屋に入るととても開放感を感じます。
そしてロビーへ。
水平ラインを強調しているのが良くわかりますね。
人間は水平線や地平線を見ると自然に落ち着く、という心理を
ライトは建物にも取り入れていたんですよ。
こちらもライトがデザインした照明でしょうか?
天井に反射した光がとても美しいです!
ところで天井はかなり低いのですが、ロビーに出ると開放感があるので気になりません。
それに天井が低いとなんだか落ち着きます(^^)
こちらは何かわかりますか?
幾何学模様をあしらった板金のようなものですね。
看板を見てみると、「銅板製の庇」と書いてあります!
説明文には「庇に施された複雑な装飾によって、太陽光は木漏れ日のように
細かく分散して室内に入るようになります。」とのこと。
そして実際に庇になっていました。
木洩れ日のように光が降り注ぎます。
これはつまり…「トレリス」なんですね!
ちなみにトレリスとは穴の開いた庇のこと。
実は守山展示場にもあって、木洩れ日のような光を取り入れるためのものなんです。
帝国ホテルのトレリスはとても装飾が細かくて豪華ですね!
1階に戻ると、またまた美しい空間がありました。
ライトがデザインした幾何学模様のステンドグラスです!
そして外の景色を眺めることが出来ます。
ライトの景観までも室内外に取り入れる、という考えがまさに表れていますね。
ロバート・エバンス邸という住宅に使われていたステンドグラスも展示されていました。
残念ながらこちらの住宅は取り壊されてしまったそうです。
でもこうして一部が残っているというのは
それだけ価値が高い、残したいものということなのでしょうね。
さて、長々と帝国ホテルについてご紹介しましたが
素晴らしさや美しさは伝わりましたでしょうか?
やはり写真で見るのと実物を見るのはぜんぜん違いました!
もし機会があればぜひ行ってみてくださいね(^^)
ライトを詳しく知らなくても、色んな発見があると思いますよ!
Written by A.G
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