Y様邸で建築前の樹木伐採に先立ち、樹木のお祓いが施されました。

皆さまは、自宅の庭にある樹木を伐採する際、お清めや供養が必要という話を聞いたことがありますか？

どうして供養が必要なのでしょうか？

 

古来より日本人は、自然のすべてのものには神が宿っていると考えてきました。

樹木や岩石は、神の依り代（よりしろ）として古くから広く信仰されています。

樹木は生命力を象徴するものとして大切にされてきたのです。

 

その為、自宅の樹木伐採を行なう前にも伐採木に対して供養の気持ち・敬意を示すため、

お祓いの儀式を執り行うことが通例となっているのです。

（※定期的な枝打ちはお手入れになりますので、伐採にはあたりません。）

 

Y様邸では古くからあるお庭だったので、神職に来て頂きお祓いをしましたが、

大げさにしたくない場合は、略式でご自身でお清めすることもあります。

 

どんな形にしても、その家の守り神の役割を果たしてくれたことに対する感謝する気持ちが大切ですね。

 

 

Written by U.M