私達、みんなは日常の生活をしている中で、会話によってコミュニケーションを取っていますね。

また、その意思伝達手段が大きな鍵となって文明が栄え、技術が進歩し、生活が便利になり

より豊かになってきました。

 

こういった所はよく理解できるのですが、今現在の生活スタイルを見つめ直してみると

少し疑問に思ってしまう時があります。

生活をより豊かにする為に人が英知を絞って作り出した便利グッズの数々。

これらにより利便性を追求するあまり、私達から「会話」を奪われている気がしてなりません。

例えば、ＤＶＤ、メール、インターネットをはじめテレビやラジオの他

精密なロボット、音声ガイダンスや音声のはいった自販機、券売機などなど。

こういったものの利用が当たり前になっていますね。

 

 

「会話」をする重要性を普段気にしなくなった私達も少し残念でなりません。

昔はどうであったのか少し、触れてみたいと思います。

昔の人たちや家族は貧しくても、食べるものがなくても、学校に行けなくても、戦争があっても

自殺する人は少なかったようです。

 

ところが現代は裕福でも好きなものが食べられても、学校に行けても、戦争がなくても、自殺する人が多いのは事実です。

これはどうしてなのかと考えます。

昔はどんなに辛い生活でも「会話」はたくさんあったそうです。

「会話」を通じて相手に自分を理解してもらうことが出来たり、他人を理解することが日常だったようです。

そういった理解により、「自分は人の役に立っている」「人は自分を見てくれている」という

ささいな幸せを実感することができた。

その為、自殺者は少なかったという事です。

 

でも現代は逆。

まったく不自由のない生活をしていても「会話」は確実に激減している。

ですから私は「会話」という大切さをみなさんに感じて頂きたいのが一番であります。

家づくりを考えていただく中で、まずは家族のみんなが「会話」のできる居場所を

一番に考えてもらい、その部屋を中心に重視されますよう

オーガニックハウスも「会話」の絶えない家づくりをお勧め致します。

 

 

 

Written by A.Y