「地震」「雷」「火事」「親父」という言葉を聞いたことはありますか？

昔から怖いものといえばこの4つでした。

今ではあまり聞かなくなりましたね。

 

この中でも「地震」は最も怖いものの代表です。

いつ来るかわからないので、怖さを引き立てます。

 

 

「雷」は遠雷が聞こえてから近づいてくれば

通り過ぎるまでの時間を我慢していればしのげますね。

そして雷も確かにどこに落ちるかわかりません。

さらに落雷して火事が起こることも恐れられていたのだと思います。

そして昔の人にとっては地震は地の神様、雷は天の神様に

直結しています。神様の怒りは昔の人たちにとって恐怖そのものでした。

 

「火事」は近隣などであっても、それなりに避難や心の準備は出来ます。

さすがに飛行機は落ちてくるのは予想できませんが・・・。

 

そして最後の「親父」は諸説あり、

親父ではなくオオヤジだとも言われています。

オオヤジとは大嵐、つまり台風のことです。

日本では台風の災害も後を絶ちません。

 

 

現代は天気予報で分かります台風や雷がいつ来るのか分かります。

昔の人も日頃から注意深く空模様を観察して

台風や雷が来るのを予想していたのだと思います。

 

それに比べて地震は現代でも予測が難しく

予報のすべてが当たるわけではありません。

その上、多くの地震は揺れに驚く事はありますが

必ずしも被害があるとは限りませんね。

 

本当に大きな被害を受けるのは限られた地震です。

そのため、地震への対処はついつい忘れてしまいます。

そしてすっかり忘れた頃に大地震が起きます。

こうして忘れないためにも、地震が一番恐れるべきものだと

昔から伝えられてきたのではないかと思われます。

地震の被害を最小限に抑えるためにも

常日頃から準備をしておきたいですね。

 

Written by A.Y