先日、M様邸の地盤改良工事が完了しました。

この物件は『スーパージオ工法』という新工法で施工しました。

 

従来の地盤改良工事には、工法が3種類あります。

①表層改良

②柱状改良

③鋼管杭　　※弊社ではPCパイル杭を使用しています。

 

強い地盤がある深さによって工法が変わり、深くなる程、金額も上ります。

※1：最近、①と②についてはセメントを使用する為、六価クロム（発がん性物質）が発生する可能性があることが問題になっています。

発生すると土壌汚染になるので、六価クロムが発生しない材料が使われているかどうか、確認することが大切です。

※2：②と③については、これも最近、撤去費用が問題となっています。

改良杭が土地を売る際に地中埋設物となり、撤去費用は売主負担となるのです。

 

地盤改良が義務化になったのは、品質確保促進法が2000年4月1日施行されてからですので、

今後は改良済みの土地が出回り、問題になってくると思います。

 

今回、M様邸で採用した『スーパージオ工法』は、※1・※2の問題もクリアしています。

スーパージオ工法とは、建物の重量と同等の土を取り除き、

代わりにスーパージオ材を敷き詰めて地盤を軽くし、建物の支持力を確保する置換工法です。

また、地震時に発生した過剰間隔水を一時的にスーパージオ材に保水することで、液状化対策としても効果を発揮します。

そして、一番大切なのが補償ですね。

補償内容としては、地盤補償・免震補償・液状化補償があり、地盤：最大3億円・免震・液状化：最大1億円の補償が付き、

10年更新で最長30年まで可能です。

興味のある方は、お問合せください。

工事の様子は、また後日ご報告させていただきますね。

Written by Y.T