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本日は文化の日ですね。
文化の日は日本国憲法が公布された日として制定され、それを記念して文化の日として祝日になったというのが一般的です。しかしながら、5月3日の憲法記念日があるにも関わらず、公布の日まで祝日にしているって不思議に感じたことってありませんか?
実は別にも理由があって、「文化の日」は存在するのです。元々11月3日は明治天皇のお誕生日で明治時代は祝日でした。明治天皇御崩御の後も、国民の声も強かったため『明治節』とし祝日になっていました。しかし、戦後日本の弱体化を目指すGHQは日本の天皇や新道を徹底的に排除するために『明治節』を廃止してしまったのです。しかし、なんとか『明治節』を残したいと考えた人たちが、憲法の公布という名目で文化の日として『明治節』を残したということが、文化の日の本当の意味なのだそうです。
そして、この文化の日には『文化勲章』の授与式があります。文化勲章は陛下から授与されます。
ちなみに、建築界からはいままでに、伊東忠太氏、吉田五十八氏、村野藤吾氏、内田祥三氏、谷口吉郎氏、丹下健三氏、芦原氏、安藤忠雄氏の8名に文化勲章が与えられています。
その中の丹下健三はこんなことをおっしゃっています。
『機能的なものが美しいのではない。美しきもののみ機能的である。』
そして、その注釈として、
「自然に沿った機能を究極に追求していけば、必ず美しくなるものでしょう。また、自然に沿った美しさを追求していけば、 機能性も兼ね備えたものになるでしょう。これは、あらゆる才能、才能が創り出す愛に言えることですね。機能美の究極は自然美です。そして、自然の根源は常に変化し続けることです。」
という言葉を述べられています。
丹下健三氏はライトの影響も大きく受けたと聞きます。
この考え方はまさにライトのオーガニック・アーキテクチュア(有機的建築)と相通ずる考え方なのです。
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