今日は節分ですね。

節分とは、立春の日の前日で季節の分け目にあたります。

毎年2月3日ではなく、太陽の角度が315度になる日なので前後します。

 

立春とは、春に向けて季節が変化する1日目のことです。

旧暦では、元旦が1年の始まりということで立春とされていました。

節分（大晦日）は、「けがれ」や「災い」を追い払い新年を迎える厄払いも行われていました。

その名残で今でも厄払いはお正月の初詣と一緒にしたり、遅くとも節分までには済ませてしまおうという考えの方が多いですね。

江戸時代以降、元旦は年明けという事になり立春は2月4日になりました。

季節の変わり目には邪気が入りやすいとされ、新たな1年の前に邪気を払うための行事が昔から行われており、その一つが「豆まき」です。

豆は穀物の精霊が宿っているとして、神聖なものとみられていたので神事にもよく使われていました。

また、魔滅（まめ）という漢字が当てられ、豆をまくことで鬼を追い払う（魔を滅する）という風に言われています。

まいた豆をひろって歳より一つ多く食べるのは、新年の厄払いの意味もあるのですよ。

（我が家では、子供が小さい時は豆をのどに詰めると危ないので、エイセイボーロをまいていました。）

 

厄除けに柊木の枝に鰯を刺したものを戸口に飾っていましたが、今では少なくなりましたね。

鰯の臭いと、トゲトゲの柊木の葉は鬼が嫌いなんですね。

恵方巻を食べるのは関西の花街が発祥らしいのですが、今では全国的になりましたね。

七福にちなんで7つの具を巻き、福を巻き込むので切らずに丸かぶりします。

しゃべらず願い事を心の中で唱えながら恵方を向いて食べる・・・。

黙って食べるのって結構つらいですよね（笑）

今年の恵方は北北西・微北です。

恵方とは、歳徳神が居られる方向で、歳徳神とは、その年の幸運や金運を司る神様です。

毎年居られる場所を変える方らしいですよ。

 

ご家庭によって様々だと思いますが、思い出に残る行事の一つですね。

Written by Y.T